■12. 進化論
前のWALTZがマイナーキーの重苦しいロックなのもあって、イントロのメジャーコードで一気に視界が晴れてくる感じがしますね。
といってもまだ光は木漏れ日のレベルで、次の曲でもっともっと晴れ渡ってくる予感とキタイを持たせてくれます。
そしてキタイは叶えられます。REM、WALTZ、進化論とぐっと我慢させられ、フラストレーションが溜まりに溜まったその先に、幻聴という名の爆発が待っているのです…。
■13. 幻聴
実はこのアルバムで真っ先に聴きに行ったのがこの曲で、その時も「ブラボー!おお…ブラボー!!」だったんですが、
先頭から通して聴くと迫力が全く違っていて、「ひゃー!」とか「ぎゃあー!」みたいな感想しか出てこなかったです(ボキャ貧)
このアルバムで最も「晴れ」な曲なんでしょうね。青空のようで、もしくは星空でも似合いそうなイメージ。
やっぱりミスチルのストリングスはなんだかんだ言って良いんですよー。プロデューサーなんだかんだ言ってやっぱりいけるやん!
そしてイントロが
鈴木英哉すぎてたまりませんわーw
未完がなかったらこれとStarting Overが同率No.1ソングでした。未完強すぎる。
■14. 足音 〜Be Strong
アルバムとしては幻聴までで一応の終わりを見せていて、ここはアンコールみたいな雰囲気。
と言いつつも、いや足音まで含めてちゃんと本編だろと言われても「せやな」と思うので、なんかもうなんだっていいやw
舗装された道を選んで歩いていくだけ
そんな日々
だけど もうやめたいんだ
今日はそんな気がしてる
プロデューサーとの決別を歌っているって?なんのことかわからんなぁ。
舗装された道なのに、それが『ぬかるみ』に感じてしまうこともあって。やめたくなることもあって。
それでも
すべてのことをまっすぐに受け止めて、
また一歩 次の一歩を進んでいけばいいと。
進化論から先の歌詞は、ちょうど前半で苦しんでいた歌詞の主人公に対してのアンサーとなっていますね。
最後の最後まで本当に練られまくった、超戦略的なアルバムでした。